Trichoderma 属菌 (トリコデルマ属)
ニコン FG20 ニッコール35ミリ
つちあおかびとも言われる。扇状の白い気菌糸が分生子柄より高く突出するため
鮮やかな緑色を呈する。一般に集落は白色〜淡黄色〜濃緑色を呈し、低温(5〜6℃)
でも育成可能なため発育は極めて早く、食品の変質・汚染菌になり易い。有機質に富んだ
土壌に多くセルラーゼ(セルロース分解酵素)を産生し、基質となる繊維質・木材・紙からの
分解頻度が高い。シイタケなどキノコ栽培用ほど木にしばしば繁殖して害を与えるが
セルラーズ力が強いのでこの酵素の生産に用いられる。